【人生の歩き方について】定期的に読み返している私の愛読本アルケミスト。

こんにちは、12月に入り気温がグッと下がりましたね。

ココアが美味しい季節、暖かい甘さは心も体も幸せな気分。最高。

今日はテーマを変えてについて書こうと思います。

私は小さい頃から漢字が大の苦手ですが、本を読むことが大好きです。

基本的に音楽も本も雑食なのでビジネス書から哲学書、SFも好きです。

その中で私がよく人におすすめして自分自身も定期的に読み返しているのが

アルケミストです。

ベストセラーなので知ってる人も多いかと思いますし、検索したら内容も詳しく書いている人がいるので気になる人はググってください。

簡単に内容をご紹介すると

羊飼いの少年がピラミッドを目指す中で、錬金術師の導きと様々な出会いの中で少年は人生の知恵を学んでゆく。世界中でベストセラーになった夢と勇気の物語です。

物語として読み応えがあるのですが、実はもう一つ人生の歩み方として読む事ができます。

先日、私は知人のオススメでシュタイナーの人智学の本を読み終わって(すごく難しい内容でした。読むのにかなり時間と頭を使いました。)本棚から久しぶりにアルケミストを手に取りました。

ルドルフシュタイナー

読み返したのは半年ぶりくらいでしょうか、

すると、前回読んだ時とは違う感覚。

一気に読み終わった後、「あぁ、そう言うことか。」

私は本に書いてあった哲学が物語としてアルケミストに表現されている事に気がつきました。

少し解説すると

アルケミストを読んで貰えばわかると思うのですが、よく ”前兆を読む” と文章が出てきます。

これは何も特殊能力ではなく、誰でもできる事です。

難しいことではないし、自覚がなくても無意識にしていたり。

「そろそろ春がやってくるな。」

と私たちは3月ごろに分かりますよね。

ではなぜ分かるのか?

3月は春と言うイメージもあると思いますが、

私たちは五感を使って感じています。

頬をかすめる風がふっと暖かい(触覚)

花のにおいを感じる(嗅覚)

日が長くなってきた、木々に新芽が見られる(視覚)

鶯の鳴き声が聞こえる(聴覚)

キャベツが甘い(味覚)

例えばこんな風に感覚から思考回路を繋げて

そうか、そろそろ春が来るんだな」と思うのです。

シュタイナーの本の中に

ひとつの真理の中に本質が存在するのではなく、あらゆる部分的真理の調和と一致の中にそれがある」

とあります。

一言では説明できないくらい深い言葉なのですが、これも上記の春の前兆をよむ事と繋がっています。

スティーブ・ジョブスがスピーチで言ったように点と点が繋がる経験をみなさんした事があると思いますし、したことないと思う人は改めて振り返って見てください。

今の自分は過去の自分が選択した姿です。

その時はわからなくても、あとあと「こう言う事だったのか!」と過去の経験や起こったことの本質(理由みたいな)が分かるときがありますよね。

それもこの文と一緒のことですね。

私が今この仕事をしているのも パリ、ロンドンでの出来事があったから。

あの時の自分はとにかく好き!に素直に動いていただけですが、今になってその出会いの重要性が分かります。

なので私は人生の生き方はアルケミストに書いてあるように” 本質を理解するために前兆を読むこと”だと思っています。

して来たこと、出会って来た人、今から出会う人、これから起こること、全てに意味(本質)があると思っています。

その時に理由がわからなくても、なんか惹かれる、なんか好き!っていう自分の直感は前兆を読むのに大切だと思います。

文に書くと 難しく書いてしまうので、続きはまた。

私はこの世に生まれて28年経ちます。

何才まで生きるのか私は知りませんが(みんな知らないですね)これからどんな出会い(前兆)が起こるのか。

人生を60年と考えても半分しか生きていないので、とっても楽しみです。

まぁ 私は90まで生きる気満々ですけどね。